2005年 02月 14日
弟 |
またあふまじき弟にわかれ泥濘ありく 大正7年 山頭火
山頭火の次弟・二郎は5歳の時有富家に養嗣子にだされ後に義絶されています。
31歳の時世を儚み自ら命を絶っています。山頭火は遺書を握り締め言葉も出ず長男として不甲斐なさを思いまた、母の死にざまを思い出し自分の体内には悲惨な血が流れているものよと感じたようです。
全てを忘れる為にお酒を飲み泥酔も泥濘も同じようなのもだと、再び抜き差しならぬ ぬかるみを歩き続けるようになります。
山頭火の次弟・二郎は5歳の時有富家に養嗣子にだされ後に義絶されています。
31歳の時世を儚み自ら命を絶っています。山頭火は遺書を握り締め言葉も出ず長男として不甲斐なさを思いまた、母の死にざまを思い出し自分の体内には悲惨な血が流れているものよと感じたようです。
全てを忘れる為にお酒を飲み泥酔も泥濘も同じようなのもだと、再び抜き差しならぬ ぬかるみを歩き続けるようになります。
by honnbako
| 2005-02-14 21:39
| 今日の一句