2004年 11月 23日
榎實 |
榎の實散る此頃うとし隣の子 明治29年 子規
(えのみちる このごろうとし となりのこ)
榎の実は、秋に赤黄色に熟れて小鳥が好んでた食べる木の実で、甘味があって昔の子供は競って食べたそうです。この頃から病床六尺の生活に入るわけですが、結核と言うこともあって隣の子供の足も遠のいて行き淋しくなっていった子規の心を詠んだ句。
外との隔絶が俳句創作へ没頭する事になったのでしょう。
(えのみちる このごろうとし となりのこ)
榎の実は、秋に赤黄色に熟れて小鳥が好んでた食べる木の実で、甘味があって昔の子供は競って食べたそうです。この頃から病床六尺の生活に入るわけですが、結核と言うこともあって隣の子供の足も遠のいて行き淋しくなっていった子規の心を詠んだ句。
外との隔絶が俳句創作へ没頭する事になったのでしょう。
by honnbako
| 2004-11-23 22:28
| 今日の一句