2005年 02月 01日
今日も・・・ |
今日も事なし凩に酒量るのみ 大正3年 山頭火
(きょうもことなし こがらしにさけ はかるのみ)
今日は何事もなかったという安堵感と酔いたいと思って酒を飲んでも酔わない、それでも飲まずにいられない。ただ飲んだ酒の量を量るだけ。そんな日々を毎日送っていたのでしょう。
この年、井泉水が季題廃止を宣言。層雲第一句集「自然の扉」を刊行
熊本で文芸同人雑誌「白川及新市場街」が創刊。山頭火「層雲」に投稿・投句を続けます。
荻原井泉水(おぎわら せいせんすい)1884・6・16~1978・5・20
東京芝区神明町で生まれる。本名は「藤吉」
明治41年6月、東京帝大文化大学を卒業後、新傾向俳句運動を提唱。碧梧桐の「日本及日本人」に寄稿・投句して「日本俳句」の有力俳人となる。44年4月「層雲」を創刊。大正元年に季題無用論を唱えた。同3年8月刊行の層雲第一句集「自然の扉」で、「俳句は印象の詩である」とし、碧梧桐と袂を分かつ。
以後、自然・自己・自由の三位一体の俳句理念を深化していきます。
仏を信ず麦の穂の青きしんじつ
仏に柿をおいて空にもある柿
(きょうもことなし こがらしにさけ はかるのみ)
今日は何事もなかったという安堵感と酔いたいと思って酒を飲んでも酔わない、それでも飲まずにいられない。ただ飲んだ酒の量を量るだけ。そんな日々を毎日送っていたのでしょう。
この年、井泉水が季題廃止を宣言。層雲第一句集「自然の扉」を刊行
熊本で文芸同人雑誌「白川及新市場街」が創刊。山頭火「層雲」に投稿・投句を続けます。
荻原井泉水(おぎわら せいせんすい)1884・6・16~1978・5・20
東京芝区神明町で生まれる。本名は「藤吉」
明治41年6月、東京帝大文化大学を卒業後、新傾向俳句運動を提唱。碧梧桐の「日本及日本人」に寄稿・投句して「日本俳句」の有力俳人となる。44年4月「層雲」を創刊。大正元年に季題無用論を唱えた。同3年8月刊行の層雲第一句集「自然の扉」で、「俳句は印象の詩である」とし、碧梧桐と袂を分かつ。
以後、自然・自己・自由の三位一体の俳句理念を深化していきます。
仏を信ず麦の穂の青きしんじつ
仏に柿をおいて空にもある柿
by honnbako
| 2005-02-01 21:05
| 今日の一句